たまにはRPA関係のお話でも←
面白い記事だった。
業務改善とかDX推進を担う人材の適性って何だろう?…と思って必要なスキルを洗い出してマッチした人材を選びがちなんだけど、
本人のやる気とか、人から助けてもらいやすい性格だったりとか、結局本人のヒューマンスキルによるところがかなり大きいなーと思ってる。
もちろん一人の力では何もできないわけで、たくさんの人の協力を得られるかどうかがカギとなる仕事。人を巻き込む力があるかどうか。困ったときにすぐに人に助けを求められるか。助けてもらえる人徳?があるか。
DXに役立ちそうな資格を取ったとか、業務改善の本をがっつり読んだとか、コンサルファーム出身とか、そんなことよりも(それはそれで役に立つけど)社内で培った人間関係や本人の性格に依存するという事例を今まで幾度と見てきた。
DX人材に必要なのは人から助けてもらえる人であること。まずはこれである。
孤立しがちな学級委員タイプだった人は向いていない。
僕のクライアントで、RPAの主担当者で人の力を借りるのがうまい人がいる。
その人はもう50歳を超えるベテラン社員なのだが、ベテラン社員がDX人材として活躍する事例は多い。会社の歴史を知っており、社内システムに精通し、人脈もある。部署またぎの連携もフットワーク軽く実行できる。
歴史を知っているのは意外と重要で、例えば社内システムが乱立してしまった経緯、社内システムの担当ベンダーとの関係などを把握していることで、むやみやたらな策を打って社員の反感を買わずにすむ。ちゃんとした背景、経緯、状況を理解して有効な策を考えるのが肝要だ。
僕もうまく人に頼って、頼られる人になりたいなーと思いながら、技術顧問の仕事を受けている。正直技術なんて勉強すれば誰でも身につくけど、ヒューマンスキルはその人の生きてきた環境がものをいうわけで、一朝一夕に身につくものではないと思ってる。
僕は優秀なDX人材には到底なれそうにない。
僕はあまりにも独りよがりな人生を歩みすぎた。もっと人にうまく頼れる人になれていれば…。
小中までは学年で成績はそこそこ勉強はできていたのに高校以降で叩きのめされ、それでも小中の頃の得体の知れないプライドだけが残り、余計な見栄を張り、負けず嫌いな性格のままズルズルと生きている。自業自得だし、客観的に自分を見て絶対友達になりたくないw
仲間に頼らない。頼れない。RPA関係の仕事を始めてから自分の性格と向き合う機会が増えたことには素直に感謝したい。RPAは僕自身が変わるきっかけになるかもしれない。
今は、エンジニアがちょっとだけDXに足突っ込んでるだけというポジションでご飯を食べてきている。楽だけどエキサイティングはしないw
コロナ禍ではこれで良かったけど、そろそろ画面相手ではなく、"人"と熱い仕事がしたい。
自分自身が変わっていかなければ。